団体信用生命保険とは!?注意点も確認を!!

不動産購入でローンを活用するときは、一般的に「団体信用生命保険」に加入します。

 

ローンの契約者が返済中に亡くなってしまったり、高度障害状態になってしまったりしたときに、残っている金額を肩代わりしてもらえる住宅ローン専用の保険のことです。

 

ローン契約者に万が一のことが起こっても、残された家族が住宅ローンの返済で経済的に困らないようにするための生命保険の一種だと言えます。

 

この保険は、投資用マンションの購入でも加入することができるのです。

 

残された家族は、ローンの無いマンションと、家賃収入を得られます。

そのため、収入保障の保険として活用されるオーナー様も多くいらっしゃいます。

 

<注意点>

①契約の見直しはできない

 

途中で、契約条件を見直すことはできません。特約などの保障を後から付けたくても、変更することはできません。担当者から、どのような内容があるのか、確認したうえで選択することをオススメします。

 

 

②ローンの返済が終了すると保障がなくなる

 

ローンの残高を補填してくれる保険のため、当然ですが、完済すれば保障はなくなります。保険の効果を生かしたい場合は、繰り上げ返済などはしないオーナー様もいらっしゃいます。

 

③加入制限や条件がある

 

保障内容にもよりますが、健康状態で入れるものが限られたり、年齢制限を設けているものがあります。

例えば、がん保険付き団体信用生命保険は、50歳を超えると加入できなくなります。

また、条件として金利が変わったりするため、出来るだけ健康な状態でお若いうちにスタートすることが良いでしょう。

 

<オーナーが得られる保障額の考え方>

①残債

②家賃収入+資産価値=保障額

 

団体信用生命保険は、残債をなくすものです。

しかし、それと同時に資産が残ります。残った資産から受け取れるお金を保障として考えていただくと、良いと思います。

 

例えば…

購入時は30歳のご夫婦で、ご主人がローン契約者とします。

5年後にご主人に不幸があった場合は、奥様が35歳の時点でローンのないマンションを相続し、家賃収入を受け取る形になります。

 

奥様が35歳から80歳まで運用して、80歳で売却をした場合の計算式は、

(80歳-35歳)×年間家賃収入+資産価値=奥様が受け取った総額(保障額)

 

家賃収入が年間90万円で、50年後の資産価値が1000万円と仮定した場合は、

(80歳-35歳)×90万円+1000万円=5050万円

 

毎月の掛け金は、たったの1万円程度で、5050万円の保障額になるのです。

これが、保険会社の方でもマンション投資をする理由の一つです。

 

相続した物件はローンがないので、多様性があることも特徴です。

・売却してまとまった資金を得る

・毎月家賃収入を得る(不労所得

・物件を担保にして、新たにローンを組む

・自分の住居用として使う

・子供の一人暮らし用にする

 

また、万が一のことが起きなければ、不労収入が得られるようになります。

このように、人生において「選択肢がある」というのは幸せではないでしょうか。

 

<まとめ>

団体信用生命保険は、万が一の事態になった時、ご家族に「資産と選択を残せる保険」なのです。

保険は、人生で2番目に高い買い物と言われています。もし数万円という掛金をかけている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。